
誤解してないですか!?私立高校受験について
私立高校を受験するときの誤解その1
私立高校を受験する場合、その受験パターンによって入試の内情が大きく異なります。まずは最上位の私立高校を第一志望として受験する場合は、中学校の成績などは形式上提出しますが合否にはほとんど影響しません。あくまでも当日の英数国入試の得点合計によって選抜されます。この場合の得点目安は6割5分といったところです。7割も得点できればまず合格は間違いなしです。したがってこのような第一志望を目標としている場合は、必要な問題集などをどんどん解いて、知識を固めていくことが大切です。ですから中学校の成績は卒業できる程度で十分です。もちろん成績が良いにこしたことはありませんが、あまり重要度は高くありません。
私立高校を受験するときの誤解その2
次は滑り止めとして私立高校を受験する場合について確認します。これは第一志望は別にあり、その第一志望に不合格だった場合のみ入学を希望するという受験パターンです。この場合は倍率について大きな誤解があります。例えばこのパターンの受験では募集定員300名に対して応募が1000名を超えることなど珍しくありません。するとかなりの高倍率として見かけの倍率が計算されますが、実はそのほとんどの受験生が合格します。なぜならこのパターンの受験では、事前に中学校の成績によって合否がほぼ決まっていて当日の入試点数はほぼ考慮されないからです。しかも合格した生徒のほとんどが第一志望に合格しその高校には入学しませんから、定員ちょうどの合格者では学年を構成することが難しくなるからです。このシステムは中学受験や大学受験の滑り止めとは全く異なります。
学習塾を選ぶ際には、実績や評判、費用といった面を重視しがちですが、通いやすさを考慮することも欠かせません。利用期間が長期になるほど、負担となるので、しっかり判断することが大切です。